11月24日 (水)
全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2021
決勝ラウンド 第1節
■ 試合結果
Criacao Shinjuku 1（0-0、1−0）0 おこしやす京都AC
■ 得点（アシスト）
85分 20 樋口 裕平（15 米原 祐）
■ メンバー
＜スタメン＞
GK：26岩舘
DF：2瀬川、3井筒、15米原、51小林
MF：8須藤、13高橋(滉)、16伊藤(大)、17池谷、20樋口
FW：19大谷
＜サブ＞
1阿部、25千葉、23西山、27岡野、40渥美、9原田、50岡本
■ 交代
62分 伊藤大 ⇒ 岡本、須藤 ⇒ 西山
74分 池谷 ⇒ 渥美
85分 大谷 ⇒ 原田
■ マッチレビュー（文＝ #16 伊藤 大介）
岩手での1次ラウンドをチーム一丸となって勝ち抜き、決勝ラウンドへの切符を手にした。「ホーム東京」に戻って来たクリアソン新宿。
決勝ラウンド初戦は奇しくも1次ラウンド最終戦で敗戦を喫したおこしやす京都との再戦。リベンジに燃えるクリアソン新宿を後押しするかのように、会場の味の素フィールド西が丘サッカー場には、久しぶりの有観客試合ということもあって平日にも関わらずたくさんのクリアソンファンがかけつけた。
試合前に、監督から意識すべきこととして伝えられた「仲間との距離、前に何度でも」の通り、開始のホイッスルと同時に、クリアソン新宿が「前へ、前へ」とアグレッシブな試合の入り方をみせる。
試合は、主導権を握るべく互いに中盤での激しい攻防が繰り広げられ、スピーディーな試合展開となった。クリアソン新宿は、大谷（#19）が何度も何度も背後への飛び出しを見せ、チームの前への勢いを途絶えさせず、相手を押し込む。
一方、おこしやす京都は、固い守備から左サイドを中心にカウンターアタックでのプレーが徐々に増える。
一進一退の攻防が続く中、前半30分。最初のビッグチャンスを得たのはクリアソン新宿。瀬川（#2）の真骨頂、ゴリゴリと体をぶつける突破からのクロスを、PA中央でフリーとなった樋口（#20）のヘディングで合わせるが、惜しくも相手GKに阻まれる。
続けて、前半45分。高橋滉（#13）のシュートブロックから、こぼれ球を拾った伊藤大（#16）がロングスルーパス。これに反応した大谷がシュートをするも、ゴール左に外れる。ゴールに迫るものの、0-0のまま前半終了。
後半も、クリアソン新宿の前への姿勢は変わらず何度も前へ向かう。経過と共に、クリアソン新宿は、岡本（#50）、西山（#23）、渥美（#40）、原田（#9）を投入。おこしやす京都もフレッシュな選手を入れ、両チームとも勝ち点3を掴み取るべく勝負に出る。
ただ、互いに集中力高く、チャンスを作らせず、一進一退の攻防が続く。後半35分、クリアソン新宿のCK。米原（#15）の打点の高いヘディングは、おしくもバー直撃。攻め込みながらもなかなかこじあけられないクリアソン新宿。しかし遂に後半40分、クリアソン新宿が待望の先制点をあげる。
左サイドハーフライン付近で得たFK。瀬川のキックを、米原が折り返し、最後は樋口が押し込み、ネットを揺らす。スタジアムに訪れた観客も、この日一番の盛り上がりをみせた。
振り返ると、この得点シーンの直前の出来事で、明暗は分かれていたのかもしれない。ゴールの数分前、クリアソン新宿自陣でシュートブロックをしたボールがタッチラインに向かって転がった。相手CKを覚悟したその時、瀬川が猛ダッシュでボールを追うと、なんとボールがコーナーフラッグに当たりオンプレイに。その流れから、前線へフィード。そこで得たFKでゴール。
もし、あのシーンがおこしやす京都のコーナーキックだったら…。この、瀬川の何気ないプレー。観ている者の心を揺さぶるシーンだったのではないだろうか。
得点後も集中力高く、岩舘（#26）、小林（#51）を中心に、相手の攻撃を力強く跳ね返し、アディショナルタイム5分を経て、1-0で試合終了。
1次ラウンド最終戦の悔しい敗戦から、さらなる成長を求めたクリアソン新宿。見事リベンジの達成と、大事な決勝ラウンド初戦での勝利。次戦は、FC.ISE-SHIMA。初戦白星同士の激戦必須。クリアソン新宿の大冒険は続く。
■ レビュー担当 伊藤大のコメント
クリアソン新宿を支えてくださっている皆さま、いつもありがとうございます。背番号16 伊藤大介です。
待ちに待った地域CL決勝ラウンド。
そして我々のホーム東京開催。そして、そして有観客試合。入場時に掲げられた紫色のコレオ。正直、走れない理由が、見当たりません。
それくらい、皆さまの声援が、選手の一歩を動かしてくれています。本当にありがとうございます！
残り2戦も会場で、YouTubeで、ぜひご覧いただければ嬉しいです。ともに闘いましょう
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