9月23日 (木・祝)
関東サッカーリーグ 1部前期第10節
■ 試合結果
Criacao Shinjuku 3（1-0、2−0）0 エスペランサSC
■ 得点（アシスト）
前半4分 50 岡本 達也（20 樋口 裕平）
後半27分 17 池谷 友喜
後半45+1分 17 池谷 友喜（20 樋口 裕平）
■ メンバー
＜スタメン＞
GK：26岩舘
DF：2瀬川、3井筒、15米原、25千葉
MF：8須藤、13高橋滉、20樋口、24森村
FW：19大谷、50岡本
＜サブ＞
1阿部、51小林、16伊藤大 、17池谷、23西山、27岡野、9原田
■ 交代
後半12分 岡本 ⇒ 伊藤大、森村 ⇒ 池谷、須藤 ⇒ 西山
後半33分 千葉 ⇒ 小林
後半41分 大谷 ⇒ 原田
■ マッチレビュー（文＝ #77 大和田 歩夢）
前期第10節、延期になっていた今節の相手は、エスペランサSC。前節から中2日での試合、また3日後には同じ相手と戦うというイレギュラーな日程での一戦に、クリアソン新宿が挑む。ここ最近の気候とは打って変わって夏の暑さが戻ったなか、試合開始のホイッスル。
試合序盤からクリアソン新宿が押し込む展開が続き、さっそく試合が動く。前半4分、コーナーキックのこぼれ球をすぐに相手の左サイドの背後へ送り、抜け出した樋口（#20）がクロス。相手の頭上を越え、待っていた岡本（#50）が体勢を崩しながらもさすがのミート力でボールを捉え、ネットを揺らす。
その後もサイドからの分厚い攻撃と、一体感のあるハイプレスで主導権を握り続けるクリアソン新宿。相手も負けじと前線の高さを生かしたサイド攻撃で積極的にゴールを狙うが、井筒（#3）を中心とした守備陣が跳ね返す。暑いピッチの上でも全員で声をかけてしっかり守り、危なげなく前半を1-0で折り返す。
後半開始。ロングスローやアーリークロスなど、手数をかけずに攻め込んでくる相手に少し押し込まれる。「やるんだ！こういう時も！」とキャプテンの井筒が声をかけ、緩みかけた守備網を締め直す。後半12分、連戦の影響を鑑みて、早めの選手交代。岡本、須藤（#8）、森村（#24）に替え、伊藤大（#16）、西山（#23）、池谷（#17）を投入し、押し込まれていた展開をひっくり返すべく 前線の活発化を図る。
西山は相手の攻撃の芽をつみ、伊藤大がテンポを出し、池谷が積極的に相手の背後を狙う。それぞれの強みを発揮し、ジリジリと相手陣地へ押し込み、追加点を狙う。疲れも少しずつ見えてきた後半中盤、相手のクロスボールにヘディングで合わせられるもゴールの上。その後も自陣へ侵入されるが、集中力を切らさない守備陣がブロックし、得点を許さない。
そして耐えていた守備陣に応えるように攻撃陣が躍動する。後半27分、西山の相手の背後へのパスに抜け出した池谷がキーパーをかわして無人のゴールへシュートし、待望の追加点をもたらす。
その後も勝負を決める3点目を奪いにいこうと、積極的に前へ、相手の背後へと走り続けるクリアソン新宿。相手も必死にブロックし、クリアソン新宿陣内へ押し込む一進一退の攻防が続く。
後半33分、相手が徐々に押し込んできた展開で千葉（#25）に替えて小林（#51）を投入し、守備の強度と安定をもたらす。得点を奪いに人数をかけて攻めてくる相手に対し、クリアソン新宿も全員で声をかけ、集中を切らさない。
後半41分には大谷（#19）に替えて原田（#9）を投入し、攻めの姿勢を忘れないようチームに勢いを与える。
前がかりになった相手の背後へ池谷、原田が積極的に狙い、3点目を目指す。それが功を奏し、クリアソン新宿に決定的なゴールが生まれる。後半アディショナルタイム、左サイドを突破した樋口がクロス。相手のクリアミスも重なり、中で待っていた池谷の元へボールが転がる。受けた池谷が相手を交わし、左足でシュートし、ネットを揺らす。
その後はエスペランサSCにボールを握られるが、全員で声を掛け合い、粘り強いディフェンスで得点を許さずに試合終了。連戦の疲労もあるなかでも全員で声を出し、前への姿勢を忘れずに攻めたクリアソン新宿が3-0で勝利を収めた。
■ レビュー担当 大和田が語る試合の裏側
いつもクリアソン新宿を応援いただき、誠にありがうございます。今回のレビュー担当 背番号77番 大和田です。今節は中2日での試合が続き、疲労もあるなかでの難しいゲームになると想定されていました。しかし、連戦がどうとか、暑いからどうとかは関係なく、目の前の一戦にすべてをかけるのがクリアソンだと、僕は思います…
その言葉通り、試合当日は誰も言い訳せず、いつも通りに準備をして、試合開始と同時に相手ゴールを目指していくスタイルが徹底されていました。また3日後には同じ相手と試合をするというイレギュラーなかたちにはなりますが、これまで通り最善の準備をして、またフレッシュな気持ちで戦いたいと思います。
■ レビュー担当が選ぶ、ピックアッププレイヤー
僕が選ぶ、今節のピックアッププレイヤーは 17 池谷 友喜です。
＜選出理由＞
2ゴールの活躍。練習から常にゴールを意識し、何度もチャレンジしている姿が印象的で、今節もゴールを目指し、走り続け、チームを助けるゴールを取ったからです。
＜メッセージ＞
彼は上記の通り、練習でも常にゴールを目指し、貪欲にチャレンジしています。今節も、前日までの練習ではなかなかチャンスをものにできずにいました。しかし、一喜一憂せずにチャレンジし続けた結果が、試合で実を結んだのではないかと思います。池谷のゴールに対して「自分のことのように嬉しい」と仲間に言わせるほどの人間性を持ち合わせる池谷選手の、今後にも期待です。
