勝ち点3は遠く、痛恨のドロー|選手が書く!マッチレビュー 関東リーグ 後期第2節 vs 日立ビルシステム 文=#15 米原 祐

勝ち点3は遠く、痛恨のドロー|選手が書く!マッチレビュー 関東リーグ 後期第2節 vs 日立ビルシステム 文=#15 米原 祐

7月25日 (日)
関東サッカーリーグ 1部後期第2節

■ 試合結果
Criacao Shinjuku 1(1−1、0−0)1 日立ビルシステム

■ 得点(アシスト)
19分 20 樋口 裕平(24 森村 昂太)
28分 日立ビルシステム

■ メンバー
<スタメン>
GK:26岩舘
DF:3井筒、15米原、51小林
MF:8須藤、13高橋滉、17池谷、20樋口、24森村
FW:19大谷、50岡本
<サブ>
1阿部、2瀬川、6黄、16伊藤大 、23西山、9原田、28岩田

■ 交代
後半31分 樋口 ⇒ 瀬川、池谷 ⇒ 伊藤大、岡本 ⇒ 岩田
後半33分 小林 ⇒ 黄
後半36分 森村 ⇒ 西山


■ マッチレビュー(文= #15 米原 祐)
後期第2節は、前期に1-0で勝利した日立ビルシステムが対戦相手。クリアソン新宿は、前節(東京23FC)の悔しい敗戦もあり、目標であるリーグ優勝に向けても何としても負けられない一戦。

天候は夕方 17:30キックオフということもあり、暑さのピークは過ぎ、夕日が差し込む中での開始となった。

クリアソン新宿のキックオフからスタートし、開始早々 今季初出場のFW大谷(#19)がロングボールに競り勝ち、そのボールを高橋滉(#13)、池谷(#17)と繋ぎクロスボールを樋口(#20)がヘディングシュート。

惜しくも枠は捉えられなかったが、立ち上がりからクリアソンらしい「前へ」速く勢いのある攻撃が展開される。

その後、序盤は両者とも積極的にロングボールを駆使して敵陣地へ侵略しようと試みる。激しい攻防の中、その後のチャンスは日立ビルシステムに訪れる。細かくパスを繋ぎながら左サイドに展開。

個人技で一対一を制し、そこから強烈なミドルシュート。GK岩舘(#26)がなんとか弾き出しピンチを免れる。

中盤になると、クリアソン新宿がボールを保持する展開が続く。両サイドから果敢に仕掛けを魅せ、そこから得たコーナーキックで再びチャンスが訪れる。

キッカーを務める森村(#24)から精度の高い鋭いクロスを、ニアに走り込んだ樋口がヘディングで相手より先に触り、そのままボールはネットに吸い込まれ、待望の先制点をあげる。

しかし、その後対する日立ビルシステムも負けずと、188cmの長身FWを起点とした攻撃から得たコーナーキックで得点。前半は1対1のスコアレスで折り返す。後半に向けてクリアソン新宿は交代を行わず、メンバーはそのままで後半戦へ。

後半戦も序盤はロングボールでの激しい空中戦が繰り広げられるが、井筒(#3)、小林(#51)、米原(#15)のDFラインを中心に相手の攻撃を弾き返す。

なんとか追加点を取りたいクリアソン新宿は、樋口→瀬川(#2)、池谷→伊藤大(#16)、岡本(#50)→岩田(#28)を投入。サイドにさらに勢いをもたらしたクリアソン新宿は、瀬川、高橋滉から何度もサイドからクロスのチャンスを演出。

そのクロスを大谷がヘディングでゴールを狙うもシュートは惜しくもポストに阻まれる。その後、黄(#6)を投入し、更に攻勢を強めるクリアソン新宿は右サイドの高い位置で高橋滉、須藤(#8)と繋ぎ、そのクロスを伊藤大がスルー、その先にいた大谷がシュートを狙うも惜しくもゴールの枠を捉えることは出来ない。

最後まで押し込む展開を見せ続けるもあと一歩のところで実らず。日立ビルシステムの牙城を崩せぬままタイムアップ。リーグ優勝に向けても勝ち点3が必須となるクリアソン新宿だったが、惜しくも引き分けに終わり勝ち点1に留まる。

残り11試合。目の前の1試合とどれだけ向き合い、勝ち点を積み上がることが出来るか。必ず次節こそチーム一丸となり勝利を。

■ レビュー担当 米原が語る試合の裏側
いつもクリアソン新宿を応援していただき、ありがとうございます。今節のレビューを担当いたしました背番号15 米原 祐です。今節の試合に向けて、クリアソン新宿は前節の試合で課題にもなった「個人の強みを活かす組織」「組織の強みを活かす個人」によりフォーカスを当てながら日々の練習に取り組んでまいりました…

 

個人がミスをした時に、個人の問題だけにせず、周りがどうサポートすることが出来るか。組織の中で求められる個人の役割を、どう全うし、果たすことが出来るか。1週間の練習では、いつにも増してこの擦り合わせを意識して、仲間との会話を繰り返し行いました。

そして今節の試合では、その繋がりや強みををより感じることができました。結果が出ていないからといって、すべてが悪い訳ではなく、自信を持って積み重ねられていることも事実としてある中で、クリアソン新宿の強みである繋がりを大切にしながら、一つ一つの勝負や問題とこだわりながら向き合い続けていきたいと思います。

■ レビュー担当が選ぶ、ピックアッププレイヤー

20 樋口 裕平

<選出理由>
前節の敗戦後、悔しさから涙していた姿も印象的でしたが、その悔しさを更に原動力に変えた今節では、チームに勢いをもたらすプレーや、先制点をあげる大活躍をしてくれました。

<メッセージ>
あまり感情を表に現さない男の熱さや覚悟を魅せられ、私自身とても刺激を受けました。
今後も、もっともっと感情を出しながら、クリアソンの攻撃は、俺が引っ張るくらいの気概を持って、更なる成長を期待したいと思います!

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