接戦も演じるも 雷雨中断再開後に失点|5/31(土) JFL第10節 vs ラインメール青森 ハイライト、レビュー、監督コメント

接戦も演じるも 雷雨中断再開後に失点|5/31(土) JFL第10節 vs ラインメール青森 ハイライト、レビュー、監督コメント

Match Result

クリアソン新宿 0(0-0、0-1)1 ラインメール青森

Member

Starting Lineup

GK 浅沼優瑠
DF 坂本修佑、上野正騎、赤井シャロッド裕貴、吉田将也
MF 島田譲、池谷友喜、、中山雄登、前澤甲気
FW 齊藤和樹、中山仁斗

Substitute

中島佳太郎、竹内諒太郎、瀬川和樹、石井圭太、小島心都、高橋滉也、西山大輝

81分:池谷→瀬川

Goal

66分:ラインメール青森

Match Review

今節もあいにくの雨。悪天候が続くが、ホームでの戦績は良いだけに落としたくない試合。対するはラインメール青森。9節はFCマルヤス岡崎に2失点を許したが、それまでは8試合で1失点。ここまで負けなしで順位を2位につけている相手。

ボランチには前節累積で欠場だった島田が復帰して、中山(雄)とのコンビ。今シーズンからCBに転向した赤井がリーグでは初スタメンとなった。

立ち上がりは固い展開。キーパーを絡めてビルドアップしてくる青森に対し、クリアソンはしっかりと守って速攻の構え。それぞれ決定的なチャンスには至らない。

15分、青森のCK。ゴールに近いところで合わされるもここは枠外。逆に23分、クリアソンのFKでは、島田の蹴ったボールをファーで齊藤が収め、再度中央に入れた混戦からチャンス。しかしシュートまではいけず。

36分にはCKを島田が蹴ると、こぼれ球をダイレクトで前澤が合わせる。良いコースに飛ぶが相手DFにブロックされる。スコアレスのままハーフタイム。

後半はクリアソンがチャンスを増やす展開。

55分、中山(仁)がセンターサークル付近で競り合う。一度は奪われるも、中盤で奪い返して中央を突破。最後は後ろから走り込んできた前澤がゴールに迫る。しかし、これは戻ってきたDFにギリギリでブロックされてしまう。

61分には吉田が右を突破して中山(仁)にスルーパス。最後はクロスを入れるも、ファーで待ち構えていた前澤には届かず。

雨足が一層強くなってくると、64分には雷が鳴り一時試合がストップ。選手、観客が避難して1時間を超える中断を挟んだ。

再開直後の66分。左サイドから切り込まれると、ゴール前でポストプレー。落としたボールはズレるも、さらに後ろにいた選手が右足一閃。クリアソンが守るゴールに吸い込まれてしまう。

試合を通して悪くないペースだっただけに、痛い失点となった。

逆転を信じて、クリアソンは攻め続ける。71分、上野が縦を割ると、クロスに中山(仁)のヘディングは惜しくもクロスバー。74分、前澤のクロスに池谷が合わせるも今度はポスト。

75分にも前澤が抜け出し、スライディングをしながらシュートを放つが右に逸れる。

86分には、ペナルティエリア内で相手が手に触れたかというプレーに会場は騒然となるが判定はノーハンド。最後までゴールラインは割れず、悔しい0-1敗戦。今シーズン、ホームで初めての黒星となった。

Comments

監督 北嶋秀朗

―まずは試合の振り返りをお願いします。

選手たちにも話したんですが、クリアソンはこれだけ攻めて、これだけ決定機を作って、相手のシュートは2本。それが入って負ける。フェアじゃないなと思いました。上位のチームに、僕たちは上回ったものをたくさん見せれたと思うので、そこに関して選手たちの頑張りには本当に感謝だし、自信を持ってほしいと思います。

一方で、そういう試合を勝たせてあげられなかった部分に「監督として何ができたのか」自分も突き詰めていきたいと思います。選手たちにも「どうすれば勝てるのか?」「最後、どうすれば決まるのか?」「最後、どうすれば決めさせないのか?」を突き詰めようと話しました。

ーゲームプランはどうでしたか?

失点のところ以外はすべてプラン通りでした。相手はビルドアップを左のセンターバックからやりたかったと思うので、そこを選手たちもすぐに理解してくれて、怖さは感じませんでした。カウンターも発動できていました。

ー赤井がCBとしてスタメン出場でした。

本当に満足しています。彼のポテンシャルを僕は本当に買っていて。高さがあって、 スピードがあって、身体が強くて、センターバックに必要な要素をすべて持っている。足りないのは経験だけ。でも、このタイミングでチャンスを掴めたのは、彼は今年からこのポジションに挑戦しているんですが、本当に立派だし、ピッチでも規格外のプレーを見せてくれました。とても良かったと思います。

赤井シャロッド裕貴

ースタメンとして出場して、自身のパフォーマンスはいかがでしたか?

今年からセンター バックにコンバートされ、リーグ戦では初スタメンでした。少しの緊張はありつつ、ワクワク感が強かった。今までやってきたことをぶつけるだけと思って挑みました。

競り合いや背後のボールの対応、相手との1対1はほとんど勝てたと思います。シュートも本当にあの1本だけ。すごく手応えがありました。攻撃でもビルドアップに参加して、相手の背中に入れたり、手前につけたりができたんで、今日に関しては攻守両面において悪くなかったんじゃないかなと思います。

ーFWからCBにポジションを移した経緯を教えてください。

去年の最終節、自分たちで残留を決めたときにキタジさんから「来年はセンターバック、どうだ?」と言われました。昨シーズンは1点も取れず、新しいフォワードのメンバーも入ってくる。僕のサッカー人生の全体で見たとき、仮にフォワードに戻ったとしても、センターバックをやった経験が生きると思いました。

とにかくセンターバックやるのであれば、リーグ戦のスタメンを奪う意気込みでやろうと。あんまりネガティブなことはなくて、とにかく自分の成長につなげようとポジティブでした。

ディフェンスの基礎的なことからトレーニングを始めて、練習や紅白戦ではみんなに迷惑かけてばっかりでした。いろんな人が僕にアドバイスくれたり、自主練に付き合ってくれたりして、なんとか今日を迎えることができました。

試合結果カテゴリの最新記事