Match Result
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Match Review
降雨が心配されたが彦根市は曇り。気温もそこまで上がらずサッカー日和となった。彦根城を臨むHATOスタに足を踏み入れたのはクリアソンとして初めて。

今節はスタメンに島田が復帰。前澤が左サイド、池谷が定位置の右サイドに戻った。

立ち上がりは滋賀が先にチャンスを作るが、前線からプレスで奪ってセットプレーの機会を増やしたクリアソンが徐々にペースを握る。
15分にはCKで相手が逸らして宙に浮かんだボールを齊藤がオーバーヘッドで狙うも、DFに阻まれる。30分にはやや低めの位置からのFK。島田がグラウンダー気味に入れたボールは、うまく相手の間をすり抜けて坂本の元へ。左足を振るが強いあたりにはならず。

35分にはピンチ。中央から右サイドを崩されフリーでクロスを上げられる。こぼれ球からシュートまでいかれるも最後は前澤と島田二人がかりでブロックしてCKに逃れる。
しかしそのCK。一度は弾くもサイドを突破され、ペナルティエリアの角付近から強力なシュート。これがゴールネットに突き刺さる。悪くない展開だっただけに、失点が悔やまれるクリアソン。
後半は滋賀のペース。クリアソンはプレスに行くもロングボールを使われて思い通りにならない。ボールを持たされるシーンでは、背後のスペースを消されてガッチリ守られてしまう。
池谷と中山(雄)、島田と瀬川をスイッチして動きを出す。瀬川は左サイドに入って、機を見てゴール前に入ってくる今季おなじみとなったスタイル。

しかし滋賀のチャンスは続く。62分のFKでは、GK中島を越えたボールがあわやゴールというシーンで、なんとか中山(仁)がかき出す。79分にはFKが枠をかすめるも中島がクリア。
クリアソンは大きなチャンスを作れないまま、90分を通してシュートはわずか3本。歯がゆい無得点での敗戦。これでリーグ戦は3戦勝ちなしと苦しい状況になった。

Comments
監督 北嶋秀朗

ー後半は特にチャンスが少なかった印象ですが、どのように分析していますか。
相手がひいたときは、ワイドから斜めをのぞいたところをコンビネーションか、角を取りに行くリタランを使う。相手のシャドーがサイドバックに対応に来れば、ボランチがフリーなのでボランチを使て展開していく。相手のプレッシャーの具合をどう感じていたかなんですが、長短を使い分ける必要があります。
ただ、今年は攻撃面でそういった部分までは話ができていなくて、前に早く入れていくというコンセプトになっています。それは選手がやってくれてはいたんですが、そのやりかたで勝負するのであれば、やはりセカンドボールのバトルでは絶対に勝たないといけない。そこで勝てなかったのが、後半うまくいかなかった原因だと思います。
#5 石井圭太

―まずは試合の振り返りをお願いします。
前半は立ち上がりから前線で守備をして、押し込んで、良い流れは作れていました。ただ、相手陣内で攻めることができても、シュートまで至らなかったり、クロスは跳ね返されたり、チャンスをものにできなかった。その中で失点してしまったのがもったいなかったです。
後半は相手のFWにおさまり展開されて、前へのパワーを出しづらかった印象です。攻撃面では、相手は裏を消してきて、浮き玉のボールも跳ね返された。くさびを入れてそこから選手の関係性で突破できるかはチームの課題ですし、個人としても剥がせる場面があったと思います。
足元ばかりにならないようにしつつ、背後に入れるボールとのバランスを見て、チャンスを作っていくことが今後の試合で大事になります。
ー今シーズン、自身で意識していることはありますか?
まずはこれまで通り、守備で闘ってセカンドボールを拾うところです。ただ、ここ数試合はスタメンのチャンスをもらっているんですが勝てていません。自分で試行錯誤していますが、特に今日の試合では、攻撃面において自分の存在価値をどこで出せるのか整理しないといけないと感じました。