ソニーとの最後の試合は意地を見せられ惜敗|11/2(土) JFL第27節 vs ソニー仙台FC レビュー、ハイライト、コメント

ソニーとの最後の試合は意地を見せられ惜敗|11/2(土) JFL第27節 vs ソニー仙台FC レビュー、ハイライト、コメント

Match Result

ソニー仙台FC 1(1-0、0-0)0 クリアソン新宿

Member

Starting Lineup

GK 浅沼優瑠
DF 須藤岳晟、米原祐、竹内諒太郎
MF 石井圭太、高橋滉也、澤井直人、池谷友喜、上野正騎、小島心都
FW 齊藤和樹

Substitute

岩舘直、瀬川和樹、原田亮、千葉丈太郎、中山雄登、大﨑淳矢、今井聖士

HT:上野正騎→瀬川和樹、澤井直人→中山雄登
73分:池谷友喜→今井聖士
85分:須藤岳晟→原田亮、高橋滉也→大﨑淳矢

Goal

24分:ソニー仙台FC

Match Review

今季2度目の複数得点、そして初の逆転勝利で順位を14位へと上げた前節。9戦連続1失点以下と守りの固さはそのままに、課題となっていた攻撃力でもセットプレーという一つの解を示した。

2週連続のアウェイでの戦いとなる今節は、仙台の地で今季限りでの活動終了が発表されているソニー仙台FCとの最後のマッチアップ。クリアソンと勝ち点差8で12位を走る仙台との下位どうしの対戦、一つでも上の順位でシーズンを終えるために何としても勝ち点3を手にしたい。

細かくパスをつなぐ仙台に対し、縦に早くボールを届け前線からプレッシャーをかけるクリアソンという構図の試合は拮抗した展開となるが、先に試合を動かしたのは仙台。

24分、PA外中央からコースを狙った低い弾道のミドルシュートがゴール右隅へと突き刺さり、3試合連続で先制を許してしまう。

それでも、前節も先制を許しながらすぐに追いつき、最終的には勝ち点3を奪取しているだけに、1失点では気持ちは落ちない。

すぐに立て直すと、26分には上野のFKから決定機を作ると、その直後のCKでもデザインされた動きから最後はファーサイドで石井がボレーシュートを放つなど、セットプレーを中心にゴールに迫る。

後半はさらに攻勢を強める。56分にはカウンターから池谷がゴールに迫ると、62分にも高橋からのパスを受けた石井がミドルシュートでゴールを狙う。71分にも竹内のロングスローから最後はPA内の高橋が合わせるがどれもゴールにはつながらない。

最終盤には4−4−2へとシステムを変え同点弾を狙ったがゴールネットを揺らすことはできず。最後の仙台戦はウノゼロでの黒星に終わった。

「前半うまくいかなかった要因は二つあった。一つはボールを奪う形を作りながらも奪いきれなかったこと。もう一つは奪っても簡単なミスで相手にボールを渡してしまったこと」(北嶋)と前半の戦いには悔いが残ったが「チームとして奪いどころも共有できていて、あとは選手たちがやらなくてはいけなかった。そのことは選手たちには強く言って、後半はそこがたくましくなって流れがきた」(北嶋)と後半の立て直しには一定の満足度があった。

今季も残すは3試合。そして次戦は国立競技場でのホームゲーム。一つでも多くの白星を重ね、来季へとつながる戦いを見せたい。

Comments

監督 北嶋秀朗

――試合を振り返っていかがですか。

前半、うまくいかなかった原因は二つあったと思います。一つはボールを奪う形までいけたけど奪いきれなかったこと、もう一つは奪ったのにとても簡単なミスでまた相手にボールを渡してしまったことです。

チームとして奪い所も共有できていて、あとは、選手たちがやらないといけない部分だったと思ったので、そのことは選手たちに強く言いました。

後半はそこがたくましくなったように感じて少し流れがきました。前半うまくいかなかった原因はわかりませんが、今日は緩んでる感じがしました。グランドに手こずって、緩んだというよりひるんだのかもしれませんが、そこは弱さだなと思いました。

――後半はチャンスを多く作れていた印象があります。最後には4ー4ー2へとシステムを変更しましたが、手応えはいかがですか。

攻撃は狙っていた角のエリアに走り込んだり、ワンタッチで背後取れたりしていました。プレッシャーもうまくかかっていて、相手陣内で押し込めたので基本的にフォーメーションは変えたくはなかったんですが、最後は2トップにして蹴り込んでということをイメージしていました。

ただ、相手にうまく逃げられたり、蹴り込んだボールに競り勝てなかったり、そこが痛かったです。

――今季も残すところ3試合です。どのように戦っていきたいですか。

ゴールをどうやって決めるかというのは、世界中が抱えている課題です。それを個人の問題としてしまうのは監督としては逃げだと思っていて、これまでは言わずにきました。

ただ、その一点を決められないと世界も変えられないし、決められないから今の順位にいる。一人の選手の先輩として、あえて選手たちにはっきり伝えさせてもらいました。

仕組みを理解してチャンスは作れているけど、ラストパスが通せない、ラストパスの前のパスが通せないのであれば、チームの練習の後に自主練をやってほしい。残り3試合でも成長できるように、そうやってみんなでやっていくべきかなと思います。

竹内諒太郎

――試合を振り返っていかがですか。

守備で奪ってカウンターという狙いは、チームとして整理されていて良かったんですが。ボールを奪い切るとか、シュートを枠に飛ばすとか、そこが今日できなかったし力が足りないと感じました。

――ソニー仙台FCの攻撃はマッチアップしていていかがでしたか。

特に相手の右サイドの選手は、スカウティングでも能力があるということは言われていました。15番の選手は左利きでカットインして、スピードもあって。ただ守備面に関しては試合の入りこそ少し危ないシーンはありましたが、そこから修正してビックチャンスを作らせなかった。相手の個に対して、DFライン全体でうまく守れていたんじゃないかなと思います。

――失点シーンはいかがでしたか。

遠目からのシュートだったので、正直あれが入ってしまったかという感じはあったんですが。ただボランチが潰れた後のDFラインの反応は、もう少しうまく振る舞えたのかなと思います。

シュートした選手にいくプレッシャーも少し遠かったりして、きちんと振り返らないと分からない部分もありますが、ああいうシュートが入って0ー1で負けてしまうのはもったいないなと感じます。

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