6月15日「新宿の日2025」誰もが安心してスポーツ観戦を楽しめる取り組み 146人が利用

6月15日「新宿の日2025」誰もが安心してスポーツ観戦を楽しめる取り組み 146人が利用

クリアソン新宿は、6月15日(日)に国立競技場で開催された「新宿の日2025」JFL第12節いわてグルージャ盛岡戦にて、障がいの有無を問わず誰もが安心してスポーツ観戦を楽しめる取り組みを行い、計146人の方々にご利用いただきました。

3度目となる今回は、2つの新たな取り組みがありました。

ユニバーサル・パスで招待

株式会社庄内クリエート工業のご賛同により「ユニバーサル・パス」として、障がいのある方とその介助者・同行者の方々を無料招待しました。

専用入場ゲートと、本企画エリア内に数名のサポートスタッフが常駐し、座席までのご案内をはじめ、売店やトイレへの誘導なども行いました。医療、リハビリ、スポーツの専門学校首都医校の学生、特定非営利活動法人ADDSの学生セラピスト部も案内に加わりました。また、視覚障がい者およびその同行伴者に向けては、ライブ配信の音声ガイダンス(実況と解説)を行いました。

関連リンク:誰もがスポーツ観戦を楽しめる未来へ 6月15日「新宿の日2025」 国立競技場で“ユニバーサル・パス”

センサリールームの設置

法人パートナーのSOMPOグループと、東京藝術大学の「アート×スポーツ」の取り組みとして、スタジアム内に、感覚過敏や発達障がいなど特定の特性を持つ方が安心して過ごせる「センサリールーム」を設置しました。ご家族3組12人がセンサリールームで試合観戦を楽しみました。

関連リンク:クリアソン新宿「新宿の日2025」への協賛 東京藝術大学と「アート×スポーツ」の取組みを実施

「感覚過敏当事者の試合観戦環境をアートで解決するセンサリールームプロジェクト」
制作:東京藝術大学 DOORプロジェクト・デザイン科橋本和幸研究室
監修:日比野克彦 
協力:共生社会をつくるアートコミュニケーション共創拠点

利用者数

企画エリアでは146人に観戦いただきました。内訳は車椅子席16人、その他当事者34人、介助者&同行者84人、センサリールーム12人。

利用者の声

企画エリアをご利用いただいた方々からは、様々な声が寄せられました。

「場外チケット売り場から着席までスタッフにご同行頂き、たいへん安心して観戦できました。このようなサービスはどのスポーツ観戦でも賜ったことは有りません」

「クールダウンのお部屋が近く安心感があってよかった。人混みに苦しんだ分、休めて良かった」

「駐車場から座席までの誘導、現地での体制などを事前にご連絡いただき安心できていました。なので、普段出かけ慣れていない当事者と父との二人での参加ができました!とても楽しかったみたいです。ありがとうございました!」

「センサリールームは、音の聞こえ方が丁度よく、快適でした。当事者の子どもも、音による不快さは感じていない様子でした。視界も子どもが座って見ても見やすかったです」

協賛企業・協力団体への感謝

本企画の実現にあたり、株式会社庄内クリエート工業より多大なるご支援を賜りました。
また「新宿の日」協賛企業である、株式会社新宿高野、株式会社アセットリード、SOMPOホールディングス株式会社、伊勢丹新宿店、日税グループ、大日本印刷株式会社、CPAエクセレントパートナーズ株式会社、Do it プランニング株式会社、東急歌舞伎町タワーからも本企画にご協賛をいただきました。

また、昨年11月の実施時に一般社団法人日本障がい者サッカー連盟(JIFF)を通じて学んだ運営施策を継続し、学校法人日本教育財団首都医校、専門学校東京アナウンス学院も本企画を支えてくださいました。特定非営利活動法人ADDSには、企画エリアの運営などでご協力頂きました。心より感謝申し上げます。

クリアソン新宿は今後も「誰もが楽しめる試合会場」「スポーツの感動体験を通じたポジティブな社会変革」を目指し、取り組みを進めてまいります。

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