Criacao Shinjukuと法人パートナーである日本ハウズイング株式会社は、10月5日に調布市のAGFフィールドで行われたJFL第23節 vs 横河武蔵野FC戦「フードドライブキックオフDAY powered by 日本ハウズイング」にてフードドライブを実施し、後日、来場者および日本ハウズイング社員から集まった約530点の食品を新宿区のこども食堂等へ寄付しました。
フードドライブの活動に触れていただき、来場者が誰かのために何かをする第一歩になってほしいという日本ハウズイングの想いにクリアソン新宿が賛同。同じく法人パートナーであり、こどもの居場所と地域の飲食店をむすぶ、こども食堂のDX化に取り組むGigi株式会社や、新宿区内などでこども食堂を運営する一般社団法人感動こども協会の協力も得て、今回の企画が実現しました。
10月5日のホームゲーム会場に設けられたブースでは、来場者から300点を超える寄付をいただきました。また、これに合わせて日本ハウズイングの社内でも呼び掛け、同社の備蓄品を含めて200点を超える食品が集まりました。
いただいた食品は、以下の団体や施設、ご家庭に寄付させていただきました。
- 新宿区リサイクル推進センター
- 新宿区社会福祉協議会
- 一般社団法人感動こども協会(うーみやスマイルこども食堂)
- Gigi株式会社よりNPO法人Kids Future Passport(以下KFP)を通して都内の支援の必要なご家庭の中からご要望のあった8件
寄付した食品の内訳は以下の通りです。
- カップ麺39
- レトルトカレー48
- 調味料11
- 缶詰め82
- インスタントスープ(味噌汁)9
- 切り餅3
- おかずの素など28
- お茶(缶)24
- 保存水 18
- アルファ米 150
- インスタント飲料(コーヒーなど)11
- お菓子59
- 炭水化物系(ごはんパック、うどんなど)57
今回初めて実施するに当たっては、集める食品の条件設定、運搬や保管場所の手配、周知方法、寄付先の開拓など、様々な解決しなければならないことがありましたが、関係各所から多くのお知恵をいただきました。
日本ハウズイングには食品の寄付のみならず、保管場所や運搬資材の手配、仕分け、寄付の受付などをご協力いただきました。
Gigi株式会社には寄付受付当日や仕分け時の対応に加え、同社が提供するサービス「こどもごちめし」を運営するKFPのネットワークを活かし、支援の必要なご家庭に直接食品を届けていただきました。
一般社団法人感動こども協会からは、これまでこども食堂の運営されてきた実績をもとに、寄付受付時の対応と寄付食品の条件に対するアドバイスや、運営するこども食堂に寄付の受け入れをしていただきました。
クリアソン新宿は全体の進行管理に加え、試合会場でのブース設置場所の提供、運搬や仕分け、寄付対応、告知用画像の制作、ホームページやSNSでの告知等を行いました。
今回、冠試合での企画が出発点ではありましたが、試合会場だけにとどまらず、新宿区や地域の課題解決の第一歩を踏み出すことができました。
今後もパートナーやご協力いただく皆さまと手を携え「Enrich the world」の実現に向けて邁進してまいります。
コメント
日本ハウズイング株式会社 経営企画部企画グループ 安藤 紗季様
今回クリアソン新宿さんとのコラボ企画として初めてフードドライブを実施してみて、思っていた以上に様々なハードルがあり、多くの学びがあったと実感しております。まずどのような食品がどのくらい集まるのかという予想が全くつかない中で、お渡し先を探すところからスタートしました。当初は分からないことだらけでしたが、本企画に賛同しご協力くださった皆さまに色々と教えていただけたことで、受け取り手のことを考えることの大切さも学ぶことができました。そして雨の中、未利用食品を持って来場してくださったファンの皆さまの温かさにも触れることもできました。
誰かのために何かをする第一歩になって欲しいと願って企画したフードドライブでしたが、当社にとりましても、大きな大きな第一歩になったと感じております。今後もクリアソン新宿さんと共に、新宿を盛り上げ、新宿が抱える課題に取り組んでいきたいと思います。
Gigi株式会社 社長室執行役員 荒木 裕樹様
当社は『こどもごちめし®』を通じてこども食堂のDX化に取り組み、日頃から情報収集と様々な施策を進めておりますが、実は現場のお声を間近で頂く機会は限られているのです。今回のフードドライブ企画に参加させていただくことで、食品を提供してくださる方、お受け取りいただく方、双方から直接お話を伺うという得難い体験をさせていただきました。この交流を通じ、関わる方々には何れもそれぞれに背景があること、目的やニーズも異なることを改めて認識するに至っています。
この学びを胸に、今後も課題解決の視点を持ちながら、持続可能な事業を推進して参ります。
一般社団法人感動こども協会 理事 桑木 崇行様
スポーツイベントで主催チームとスポンサー企業が連携してフードドライブをするという企画は、ファンをはじめとする多くの人達に社会課題の認知を広げますし、巻き込むことができます。社会貢献に繋がる画期的な企画だと思います。相談をうけた当協会としては、運営しているこども食堂に加えて、新宿区内の複数のこども食堂にしっかりと物資を届ける役割を果たせたことで貢献できて良かったです。また、こども達の笑顔が見られてとても感謝しています。これからもクリアソン新宿、関わる企業との連携を推進して、一人でも多くのこども達の笑顔に繋げていきたいと思います。
う~みやスマイルこども食堂(う~みや飯田橋神楽坂下店) 代表 大庭 正広様
毎日のトレーニングにお忙しい中、相澤、米原選手自ら、子ども食堂に関心を持って行動されていることに感動いたしました。本当にありがとうございました。
クリアソン新宿 選手兼営業グループ 米原 祐
今回、日本ハウズイングとの冠試合の一環として、試合開催と並行し、フードドライブ企画を実施することができました。当企画において、我々クリアソン新宿が企業間や地域を繋ぐハブとなり、新宿の地域の課題解決に少しでも力になれたことはとても嬉しく思います。
実際に、子ども食堂を運営する飲食店にも足を運ばせてもらいましたが、携わる方々の地域や街のために向き合う姿勢「利他の精神」に大変感銘を受けました。クリアソンも「サッカーを通じて世の中に感動を創造し続ける存在でありたい」という理念のもと活動をしていますが、そのためには自分以外の誰かのために、身体を張ること、走ること、声を出すことなどの利他の精神が必要不可欠です。今後に向けて、新宿の地域や街の方々をはじめ、沢山の方々に感動や豊かさを届けるためにも、今回の企画を通じて触れることができた利他の精神の大切さを胸に刻みながら、前に進んでいきたいと思います。
今回の実施にあたり、日本ハウズイングをはじめとする多くの方々のご協力に感謝いたします。
今後もサッカーというスポーツが持つ可能性を信じて、新宿の地域や街の力の一端となれるように精進していきたいと思います。