Match Result

ブリオベッカ浦安 5(2-0、3-1)1 クリアソン新宿

Member

Starting Lineup

GK 浅沼優瑠
DF 澤井直人、米原祐、黄誠秀
MF 石井圭太、齊藤和樹、中山雄登、小島心都、大﨑淳矢、今井聖士
FW 赤井シャロッド裕貴

Substitute

阿部雄太、相澤佑哉、高橋滉也、池谷友喜、上野正騎、西山大輝、原田亮

HT:赤井シャロッド裕貴→上野正騎
56分:大﨑淳矢→高橋滉也
66分:澤井直人→原田亮、今井聖士→池谷友喜
83分:小島心都→西山大輝

Goal

4分:ブリオベッカ浦安
40分:ブリオベッカ浦安
48分:ブリオベッカ浦安
63分:ブリオベッカ浦安
68分:原田亮
90+7分:ブリオベッカ浦安

Match Review

シーズンの中断期間を挟み、約1ヶ月ぶりの公式戦。第15節は、7月6日に前半途中で雷雨の影響で中止となり、この日に再試合として行われた。

「やることは変わらない」(監督 北嶋)と、中断期間前とほぼ同じ布陣。守備ラインの三人は変わらず、赤井、齊藤のツートップで左サイドに今井が上がってくるフォーメーションで臨んだ。

7月6日の顔合わせでは、序盤から相手にチャンスを作らせない展開だった。しかし、この日は立ち上がり早々に、ブリオベッカ浦安にペースを握られてしまった。中央、やや遠目からの相手のフリーキックを浅沼が弾き、そこにいた相手が、ダイレクトでシュート。前半4分で失点を喫した。自信を深めた相手に対し、前半の飲水タイムに入るまでは、押される一方の時間帯が続いた。

27分を過ぎたあたりから、クリアソンが敵陣でプレーする時間が増えた。相手の体の寄せが厳しく、赤井にボールを送り込んでもセカンドボールをなかなかものにできなかったり、パスがなかなか繋がらないところもあった。しかし、31分には、中山からゴール前へ走り込んだ大﨑へ長いパスが出て、惜しいチャンス、33分には小島がミドルシュートを放つなどゴールに迫った。

攻めあぐねていた中で、相手が反撃に転じ、数少ないチャンスをものにされた。40分に左からのクロスをヘディングシュートで決められ、前半を0ー2で終えた。

後半開始から、赤井に変えて投入した上野が左サイドに入り、今井が右サイドに回った。

後半も立ち上がりの48分に、中盤でボールを奪われ、右サイドを駆け上がる選手に長いパスが通る。そこからのクロスをゴール前に走り込んでいた相手に頭で合わせられた。その後も勢いに乗る相手に押された。63分、GK浅沼がペナルティエリアの外に出ていた状況で、パスを奪われて持ち込まれ失点した。

4点差となっても、クリアソンは諦めなかった。それを特に体現したのが、今季初出場した原田だった。紅白戦で得点するなど「鬼気迫る姿。出しているオーラがすごいものだった」と、北嶋監督は今季初めてベンチに入れていた。

66分に池谷と共に、途中出場。その最初のプレーとなる右CKで、中山が左足で蹴る。原田が頭でコースを変え、左ポスト付近にボールを送り込んだ。原田のJFL初ゴールは、仲間にも、スタンドにも力を与えるゴールだった。

その後の10分間ほどは自陣に押し込まれる時間帯もあったが、後半38分過ぎからは、クリアソンが攻めの形を何度も作った。上野の左サイドの突破から齊藤がシュートを放つ。競り勝つ強さなど原田を活かす形も多く、前線の原田がボールを受けたところに池谷が走り込んでシュートを放つなど、試合終了までゴールを脅かし続けた。

後半のアディショナルタイムにも失点したが、最後まで諦めない姿勢を印象付けて、試合を終えた。

Comments

監督 北嶋秀朗

――試合を振り返っていかがですか。

シンプルな競り合いやセカンドボール回収率で、そもそも相手に上回られてしまったというところが一番の要因かと思いました。最初の失点もセカンドボールの拾い合いだったし、その後の試合展開もほとんど相手にボールがこぼれる。オーガナイズの問題なのか、出足の問題なのかはちゃんと検証しないといけないが、ほとんど相手に拾われて失点を重ねた。ミスからの失点も、そのうち2失点ありました。

――前(7月6日)に対戦した時の浦安と違った印象だったか。

前回と浦安の印象は変わらなかったし、僕らのやりたかったことも変わらず。でも僕らの振る舞いがあの時とは違った。ちょっと自信を失っているような、その振る舞いが相手に見えてしまったのではないかと思います。立ち上がりの(相手の)得点で、そこに拍車をかけて、僕らがちょっと自信を失った。そういうところの(勝負の)綾で、難しいなとは思います。

――シーズン中断期間に取り組んだことは。

守備のところに課題を感じていたので、修正をして、その部分に関しては選手たちもよくやってくれているところは多かった。そこじゃないところでの失点とか、ゲームが決まってしまうような流れが難しかった。

――今後に向けては。

ヴィアティン三重との試合は前回(試合中断前)とメンバー変わらずに、1-0で勝っているところから始まるので、また違ったゲームになる。まずそこで、どう勝ち切るかをもう一回考えていきたい。(今日の)後半、誰も選手たちは諦めていなかったので、僕も諦めずにやっていきたい。

原田亮

――得点シーンを振り返って。

ある程度、狙い通りですね。前で齊藤、米原がつぶれてくれて、その後ろに入るのは約束事だったので。球足が遅くて、余裕があってファーに流そうと。

――ピッチに入る時の気持ちは。

0-4だとわかりやすいというか、勢いよく守備をする、ゴールに迫る。特に、最初のコーナーは自分の勝負所だと思っていたので、(交代のタイミングで)入れるか微妙だったけど、入れて、有難かったです。紅白戦で点を取ったので使ってもらえた、とわかりやすかったので、シンプルにそこ(得点)だなと思っていました。

――得点後もチャンスを多くつくったが

スタメン組に入って紅白戦やることがほとんどなかったので、自分の高さ、特徴を生かすプレーをみんなが選択してくれたのが嬉しかったし、それに応えたかった。池谷がエリア内に潜るのが得意なこともわかってたんで、いい関係ではありました。

――この先は。

最下位なので、自分たちに目を向けて。今はロッド(赤井)と齊藤が出ているので2人に火をつけ続けて、いてよかったな、と思ってもらいたい。何より勝利をつかめるように。