[アスリートのこだわり]元日本代表ラグビー選手齊藤祐也さん インタビュー

今回は、アスリートの方々に栄養のこだわりを中心に様々な方面からインタビューさせていただく「アスリートのこだわり」です(^-^)
スポーツ選手はどんな栄養のこだわりがあり、どんな工夫をしてその強さを発揮しているのでしょうか。普段はなかなか聞くことのできないアスリートの強さの秘訣をお届けします!

注目の第一弾!
元ラグビー日本代表の齊藤祐也(さいとう・ゆうや)選手にインタビューさせていただきました!

齊藤祐也選手
東京高校→明治大学(主将)→サントリー(日本ラグビーフットボール選手権大会連覇)→USコロミエ(フランス1部リーグ・FWで日本人初プロ契約選手)→神戸製鋼(プロ契約・ジャパンラグビートップリーグ初年度優勝)→豊田自動織機(トップリーグ昇格)→現役引退(2012年)

185cmと恵まれた体格の齊藤選手は、高校1年生からラグビーを始め、2年次には高校日本代表に選出され、全国高校選手権大会(花園)への初出場に貢献しています!また、進学した明治大学では、1年次からレギュラーとして活躍し、全国大学選手権優勝に貢献、4年次には主将を務められました!

Q.齊藤選手のベスト体重の“105kg“というものはどのように培われたのでしょうか?

A.経験です。ラグビーをプレーするうえで体重がかなり大事になってくることを長年プレーする中で実感しました。その感覚がもっともついたのは大学を卒業し、サントリーに入ってからだと思います。23歳の時にオーストラリアのプロチームと地元のクラブチームで3か月間プレーさせてもらいました。そのときに、オーストラリアの選手は大きくて速いという事実に驚かされました。日本人は体を大きくすると鈍くなるという先入観がありましたからね。(笑)
そのため、日本では通用していたことが通用せず、体重を増やしていかに体を大きくすることの重要性を感じ、実践することができました。そのおかげで日本に帰ってからの1シーズンは相手が軽く感じて誰にも負けないという自信に繋がりました。

 

Q.ベスト体重を意識してのプレーは大学卒業後とのことですが、大学生時代はどのような食事だったのですか?

A.大学時代は寮生活でした。寮の食事は充実していたわけではなく、体重は増えませんでした。特にお昼ご飯は食パン1枚をトーストするだけのもので、練習前の体育会学生にとっては全く足りないですよね。(笑)それに加えて下級生の仕事があったりしてコンディショニングについてはほとんど考えていませんでした。余談ですが、そんな大学生活を送ったので、社会人チームを選ぶときには、寮が充実しているチームを選ぼうと決めていました。

 

Q.ベスト体重で試合に臨むために、試合前後ではどのようなものを摂取してコンディション調整されていたのですか?

A.ラグビーは夏場の練習で3-4kg減ってしまうスポーツなので、試合前は炭水化物を中心にうどんやパスタなどの軽食を摂取していました。
日頃は栄養バランスを考えながら食事を摂ることによって、ベスト体重である105kgを維持するようにしていましたが、試合前に足りない体重分は炭水化物によってカバーしていました。試合後はひたすら肉を食べていました。夏場でもです。試合直後にはチームからゼリーやプロテインが提供されていたのでそれに加えて、体重を維持するためにタンパク質を中心にひたすら食べるというのが自分の原点だったので、肉を摂取していました。

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