ブラインドサッカーから学んだ「寄り添い」

イベント日時

4月8日(木)、日本ブラインドサッカー協会が主催する個人向け体験プログラム「OFFT!ME」に弊社から、学生インターンをしている甲斐創太が初めて参加してみました。

参加した感想

私は、「オンラインなのに、どうやってブラインドサッカーを学ぶのだろうか」という疑問を抱きながら、OFFT!MEに初めて参加しました。正直、イメージがわきませんでした。でも、いざ参加してみると、ボールが無くてもブラインドサッカーが大事にしていることについて学ぶことができましたし、さらには、日常を見直すきっかけにもなりました。

今回、OFFT!MEを体験してみて、「日々の生活の中で、本当に自分の伝えたいことは相手に伝わっているのか」と問い直すきっかけになりました。普段生活している中で、伝える場面というのは多くあります。例えば、友人との会話やLINEでの会話です。このような何気ないコミュニケーションでも、丁寧に伝える重要性を学びました。

それに気づいたのは、「ブラサカ体操」というコーナーです。少し内容を説明すると、目を開けている人が指導員となり、簡単な体操を運営側から”お題”として提示されます。そして、指導員は、目を閉じている他の参加者全員が、お題と同じ体操ができるように声で指導するというコーナーです。

僕は、このコーナーで指導員をやらせてもらいました。正直、思い通りにいかなかったです。与えられた体操の”お題”は、目で見れば、老若男女問わずできる簡単な体操であるのに苦戦しました。

僕だけがその体操の形を見ているとなると話は違ってきます。見えている人が何も見えていない人に、言葉で伝えなければなりません。また、言葉で動きを伝えれば良いというわけでもありません。見えていない人は自分の動きが合っているのか分からないので、不安な気持ちになります。その中で、僕が行った工夫は、一人一人に寄り添い、動きが合っているのか、間違っているのかを確認したことです。それでも、見れば一瞬でできる体操も、見えていない人全員に伝えるのには、5分も要しました。

だから、普段のコミュニケーションで、言葉だけで伝わっているのかが不安になりました。と同時に、日常を見直すきっかけにもなりました。実際、次の日から、コミュニケーションをこれまで以上に丁寧に取るように心がけています。例えば、ミーティングの最後に決定事項を確認することや、分からない点があれば確認することです。そのような小さな心掛けが、日々の生活に豊かさとなって表れるとうれしいです。

株式会社Criacaoと日本ブラインドサッカー協会の関係

当社のアライアンスパートナーである日本ブラインドサッカー協会(以下JBFA)は、「ブラインドサッカーを通じて視覚障がい者と健常者が当たり前に混ざり合う社会を実現すること」をビジョンに活動をしています。

当社は創業時から、体験会の講師やパートナー営業などの業務を請け負う形で、JBFAが目指す社会を共創してきました。関わる社員はJBFAでの役職を持つこともあります。他者との違いを認め、お互いを尊重しあう。誰もが豊かさを感じられる世界、そして、混ざり合う社会の実現と、同じところを目指しています。

OFFT!MEとは

「目をオフにすると、発見がある」をコンセプトにしているプログラムになります。

ブラインドサッカーをオリジナルにデザインし、多くの方々が楽しみながら、ブラインドサッカーから気づく!学ぶ!交流!することのできる個人向け体験プログラムです。

コロナ禍前は対面式で実施していましたが、現在はオンラインに切り替え、無料プログラムとして実施しています。

オンラインでの「OFFT!ME」では、実際にボールを追いかけることはできませんが、声を出し合いコミュニケーションをとり、参加者の方々と繋がり合っていただきます。ここで、目をOFF にして相手に伝える難しさや相手を理解する楽しさを体験し、日々の当たり前を問い直すキッカケにすることができます。

イベント開催予定

イベント日程

日時:5月13日(木)18:00-20:00

     5月21日(金)20:00-22:00

OFFT!MEに参加し、気づいて学んで交流したいという方は是非以下のURLより、お申し込みお願い致します。