考え方を変えても上手くいかない時にオススメな3つの手法。

こんにちは、Criacao広報です。

私は本を読んだり、色んな人の成功体験を聞く中で「素晴らしい考え方」に沢山出会ってきました。その度に自分も変われそうだとワクワクするものの、明日はいつもと変わらない自分がいる。

自分ってどうしてこんなにダメ人間なのだろう…と悩んだ時期があった。
皆さんはこんな経験したことありませんか?

私はこういった現象を「クロノスタシス」と呼んでいます。
自分よりも先を進んだ人達の考え方に触れて、自分も先を進んだような気持ちになって錯覚が生まれている現象と定義しています。

クロノスタシス(英:Chronostasis)は、サッカード(英語版)と呼ばれる速い眼球運動の直後に目にした最初の映像が、長く続いて見えるという錯覚である。
Wikipediaより

考え方を変えるという発想自体はとても素晴らしい事だ。
自己啓発本をバカにする人も多いが、私は変なノウハウ本や中途半端な知識を入れるぐらいなら自己啓発本を読む方が有意義だと思っている。

心理学者ウイリアム・ジェイムズは言った。

心が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。

マザーテレサもこんな名言を残しています。

思考に気をつけなさい、
それはいつか言葉になるから。

言葉に気をつけなさい、
それはいつか行動になるから。

行動に気をつけなさい、
それはいつか習慣になるから。

習慣に気をつけなさい、
それはいつか性格になるから。

性格に気をつけなさい、
それはいつか運命になるから。

ヒンズー教の教えにもこのような言葉があります。

心 が変われば 態度が変わる。
態度 が変われば 行動 が変わる。
行動 が変われば 習慣 が変わる。
習慣 が変われば 人格 が変わる。
人格 が変われば 運命 が変わる。
運命 が変われば 人生 が変わる。

物事の考え方を変えるという発想は、人生を大きく変えていく事に繋がっていると私は信じている。だからこそ、考え方を変えられない自分が嫌になるし、苦しくなる。本を読んで満足しているだけの人生。

まさにクロノスタシスだ。

そこで今日は自分がどのようにクロノスタシスと向き合っているのか共有させてください。

ポイント① いきなり仕事に汎用させない
何事も楽しむことが大事!みたいな考え方に触れた時に、私はいきなり仕事に汎用させて失敗した。物事には難易度があり、いきなり仕事も楽しんでやってみようなんて難易度が高い挑戦をしても上手くいくはずがない。まずはレベル1ぐらいからスタートしてみることが大切だ。

私はこの時、歯磨きを楽しむことからスタートしてみました。時間も短いし、毎日練習できるチャンスがあるので我ながらグッドなアイデアだと思った。音楽を聴きながら歯を磨いたり、好きな映画を観ながら歯を磨くようにしたりと色々工夫する中で歯を磨くことを楽しめるようになってきた。そこから少しづつ色んな事に転換させていき最終的に仕事へとたどり着きました。歯磨きから仕事までたどり着くのに3年もかかってしまったが….

最終的には3年間色々な工夫をしてきたことが、どんどん繋がっていき仕事を楽しむことができるようになった。
(試行錯誤する中で死ぬほど失敗もしてきた)

ポイント② 環境を変える
私は心が弱い人間なので、すぐに環境から影響を受ける。だからウイリアム・ジェイムズの名言に1文付け足すことにした。

【ウイリアム・ジェイムズの名言】
心が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。

【1文付け足したのがこちら】
環境が変われば心が変わる。
心が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。

環境を変える事で「心や考え方」が変わるような経験をすればいいと思ったのだ。大切なのは新しい環境が今と大きくかけ離れている事。国を飛び出すのも素晴らしいアイデアだと思う。

実際に私も「働くってなんだろう…」と迷った時に、カンボジニアに1週間ほど旅行で遊びにいった。その時に感じたのは「仕事があるって、こんなにありがたいことなんだな」と心から思えた。無理に考え方を変えるのではなく、今とは真逆の環境を経験することで心が勝手に変わっていくのだ。

これはコルブの経験学習モデルにも近い。
興味がある方は是非「能力の成長」という本を読んでみてほしい。

著書 能力の成長より

ポイント③ 付き合う人を変える
付き合う人を変える事は、人間の心に大きな影響を与える。人間はどうしても無意識に「居心地の良い場所」を探し、自分と価値観が同じ人同士で集団をつくったりする。決してそれ自体が批判されるような行動ではありません。だけど、もしあなたが考え方を変えたくて困っているなら、いつもと違う人と話したり時間を過ごすことはとても有意義なことかもしれない。

著書スタンフォードの心理学講義でも、
「リスクを取ること」
「居心地のいい領域から抜け出す事」
「失敗に前向きである事」

をスタンスとして強く推奨している。

最後に…

「考え方を変えるための考え方」みたいになってしまった文章ではあるが、もしあなたが今考え方を変えられなくて困っている時は参考にしてみてほしい。私も色々と悩んで、苦しんだ結果こういった方法論に辿り着いた。

もしかしたらあなたにはもっと違った方法もあるのかもしれない。色々なアイデアを是非試してみてください^^

ただ大前提として、何も考えなくても面白いと思ったらすぐに行動できる方が生産性は圧倒的に高いと思う。