【スポーツを初めて観る人が本当に楽しめるか会議/CBCチーム②仮説&実践編】

「キーワードは『お祭り感』と『一体感』。これらをFリーグの試合会場で醸成する施策を検討」※8月13日(月)提出 ← 最終的に行う施策とは異なります。

入社1年目から5年目の若手ビジネスパーソンを対象とした勉強会「Criacao Business College(CBC)」の有志メンバーによるCBCチームは、独自の強みを生かした施策を考えて実行しています。

CBCチームの強みとは、周囲に様々な年齢層や背景を持つ方々がいるため、リアルな意見を聞ける環境にあるということです。そのポイントを最大限に生かして、まずはAbemaTVやスポーツ番組についてヒアリングを行い、具体的な施策に向けてのヒント探しを行いました。

そこでキーワードとして出てきたのが「お祭り感」「一体感」でした。

そうした感覚を得られたときに、普段はスポーツを見ない人も「スポーツ番組を見ようとする」ようです。普段はスポーツに興味のない人が「オリンピックやワールドカップは見る」ということがわかりやすい例ではないでしょうか。

しかし(今回のプロジェクトの仮説、実行、検証期間の)時間がかなり限られていることもあり、オリンピックやワールドカップのような世間を巻き込むほどの大きな熱狂を作ることは難しいと判断して、「フットサルをプレーするけど、Fリーグを見たことがない人」にスポットを当て、その中で「お祭り要素」を出しFリーグの魅力を伝えるきっかけを提供することで、AbemaTVでのFリーグ視聴数を増やそうと考えました。

<仮説→実行→検証のプロセス>

【プロセス①】
最初の目標・実行案:
練習会、観戦会を開催することでFリーグとの接点を作る

内容:
それらを実行する中で、熱狂やお祭り感を演出し、「フットサルをプレーするけど、Fリーグを見たことがない人」へアプローチする。

課題:
ところが、練習会、観戦会に来ることのできる人は最大でも20〜30人。その中でFリーグの試合会場やAbemaTV視聴というアクションを起こす人は何人なのか。具体的な目標数値をあいまいにしていたために行き当たりばったりで突発的な施策になってしまい、視野が大変、狭くなっていたことに気がついた。

【プロセス②】
目標の再設定:
原点に立ち返り、どれだけ視聴者数を増やすかの目標値を定め、そこからそのための手段を挙げる方式を取ることにした。例えば、AbemaTV視聴者を1万人増やすことを想定した場合、以下の4つの手段が考えられる。

①AbemaTVの新規会員を増やす
②AbemaTVの他番組から獲得する
③長時間視聴する人を増やす
④すでにAbemaTVでFリーグを視聴していた人を1度、離脱させて再度、視聴させる


※画像はあくまで途中のもの。さらにブラッシュアップする

仮説:「Fリーグの来場者が、AbemaTVを片手に目の前の試合を見る」ことを広く実現することで、Fリーグの新しい面白さを提案することができて、かつAbemaTVの視聴者数も確実に伸びるのではないか?

実行案:
①AbemaTVに観客の顔を放映する時間を作る
(野球などの試合会場で大型スクリーンに観客の顔が映し出されるものをイメージ)

②AbemaTVの解説で、細かいテクニック(の魅力、ポイント)など伝える

③AbemaTVでしか得られない選手情報を配信する

④上記のような、AbemaTVを片手に観戦することのメリットを会場でもアナウンスして、来場者をAbemaTV視聴に促す

※上記以外の実行案も検討。来場者以外の切り口にも訴求して「お祭り感」、「一体感」の醸成に努める


プロジェクトのメイン記事はこちら
・【フットサル×サッカー×ビジネス×大学生=???】
フットサル(Fリーグ)を媒介にしたスポーツの価値を再定義する実験&実践型プロジェクト

CBC(ビジネスパーソン)チームの記事はこちら
・【第1回(思い編)】
『スポーツ』という切り口で、本業とは別の形の社会貢献を考えていきたい

・【第3回(検証編)】
「Fリーグへの企画書の提示と各チームへのSNS告知依頼を通して“Fリーグの新しい観戦スタイル”を提示する」