【スポーツを初めて観る人が本当に楽しめるか会議/Fリーグチーム①思い編】

「フットサルは非常に未開拓でやれることがたくさんある、伸び代しかない競技」

荒牧太郎、星翔太、田口元気の現役Fリーガーと、今年引退した佐藤亮は、プレーヤーであると同時に、フットサル界をこれまで以上に発展させようと、彼らなりに考え、行動に移してきました

だからこそ、今回のプロジェクトにも率先して協力することを決意しました。

彼らはまず、こんな狙いを設定しています。

スリートスタンダードの確立

これは、アスリートとしての競技力の向上に加えて、フットサル業界全体の価値向上に尽力していくことを意味します。つまり、試合の集客や、クラブの黒字経営への貢献、スポンサーとクラブの相互メリットのある WinWin な関係づくりなど、現状、置かれている環境の中で、彼らなりの目的を達成するために、常にポジティブに課題解決に挑み続ける姿勢のことです。

これはこれまでの価値基準で考えると、選手の本業を飛び越えたものに映るかもしれません。ですがむしろ、スポーツ界の模範ともなり得るアスリート基準を生み出す可能性を秘めているとも言えます。

ではまずは、彼らがこのプロジェクトに参加を決めた理由からまとめていきます。

スポーツを通じて人々の生活を豊か(豊かさ=喜怒哀楽)にしたいと思い、日本フットボール界の強化・発展に尽力したいと思っています。

思いを持っているだけ、新たに知識を増やし続けるだけでは足りないと感じていました。

どんどんアイディアを形にしたい、新たな施策を打ち続けたい、何か具体的に行動したいと思っていた中で、Fリーグをコンテンツとして、他の業界の人も巻き込みながら、スポンサー企業のメリットを考えて具体的に行動していくことが、他の競技にも応用できる企画になるのではないかという期待を持って、この企画に参加させていただきました」

プロフィール

ヴォスクオーレ仙台
荒牧太郎
1984年10月4日生まれ、東京都出身。33歳。元フットサル日本代表。ヴォスクオーレ仙台でプロ契約。未婚(仙台で一人暮らし)。Twitter:@taro_aramaki

「スポーツを通して、感動仲間成長というものを、自分自身もフットサルから得てきました。

そしてここ数年、社会で働く経験をしてきた中で、スポーツの持つ魅力が世の中に伝わり切っていないと感じることがありました。

特に、自分が関わる競技に関してもその認知度は低く、現実をしっかりと見ることができました。

裏を返せば、非常に未開拓でやれることがたくさんある、伸び代しかない競技であるということです。

自分が関わっているマイナースポーツの選手は常に、競技だけでなく、競技の発展を考えて活動していますし、人間力も高く、魅力的だと感じています。

しかしながら、その活動は小さなコミュニティーで完結してしまうことが多く、社会とのつながりが希薄であるという現状もあります。

『スポーツの持つ魅力とは具体的に何なのか?』
『社会が求めているスポーツの価値とは何なのか?』
『自分が提供していけるものは何なのか?』

このプロジェクトを通して社会とつながる仕事をして、誰もが“見える化”できていないものを可視化することで新たなシナジーを生み出し、より良い環境、より良い組織を作って、多くの方が関わりたいと思ってもらえるものにしていきたいと思っています。

いきなり大きく動かすことはできないですが、自分自身が成長させてもらったフットサル業界で、まず最初に実現したいと考えています。

そのためには何よりも行動を!

ということで今回の企画に参加しました」

プロフィール

名古屋オーシャンズ
星翔太
1985年11月17日生まれ、東京都出身。32歳。フットサル日本代表。名古屋オーシャンズでプロ契約。既婚(妻、子供2人、名古屋に単身赴任中)。スポーツサービスの事業を展開する株式会社アスラボ 代表取締役。Twitter:@shota_hoshi

「日本ではスポーツ(フットサル)が社会に与える価値を最大限に発揮できていないと感じています。

その理由には、大きく3つの問題点があると考えています。

  1. スポーツ(フットサル)がエンターテインメントとしての力を最大化できていない
  2. 日本では『スポーツは体育の延長線』という考えが根付き、 スポーツとビジネスが別々のものであると認識され、ビジネス界に与える影響が小さく、その価値を最大化できていない
  3. スポーツは人々の暮らしに喜怒哀楽をもたらし、人生を豊にするものとしての価値を最大化できいない

特に、私たちが所属するFリーグは、他にも多くの問題を抱え、発展するための変化を求めながらも継続的な改善が思うようにできていないために停滞感が漂っています。

そんな状況を打破するために、ビジネス界、スポーツ界、フットサル界を巻き込んでその価値を示すことで、Fリーグの成長、Fリーガーの成長、スポーツ界の成長、価値の創造につながると考えています。

今回のプロジェクトは、多くの人を巻き込みながら、改めてスポーツ、フットサルの価値を考える場所・機会になるものだと捉えています。

私自身は、フットサル選手としても、ビジネスマンとしても成長できると考え、参加させていただきました」

プロフィール

フウガドールすみだ
田口元気
1991年7月3日生まれ、茨城県出身。27歳。フウガドールすみだでプロ契約(基本給無、勝利給有)。不動産会社勤務、不動産ディベロッパー。営業・総合職。墨田区で一人暮らし。未婚(近日、入籍)。

「Fリーグが開幕して今シーズンで12年目。

自分が選手時代を過ごしたFリーグを見て、夢や憧れを抱いてくれる子どもたち自身が、自信を持って『Fリーガーになりたい』と言える舞台、環境を作っていきたい。

現役時代から実際に関わってきたからこそ、そんな子どもたちの思いをきちんと叶えてあげたい。

使命感?

観客数増加、選手の待遇面の向上(プロかどうかは別として)、選手の価値向上など

認知度を高める、フットサル(Fリーグ)の価値向上

今回のプロジェクト参加により、自分たちの力、思いでFリーグを盛り上げられる、貢献できるチャンス」

プロフィール

元シュライカー大阪
佐藤亮
1985年8月4日生まれ、新潟県出身。33歳。元フットサル日本代表。シュライカー大阪で9年間プレー(スクールコーチ兼務のセミプロ契約)。現在はフットサル普及活動及び、フットボール育成年代コーチ。既婚