クリアソン新宿 関東サッカーリーグ1部初優勝 運営スタッフは何を思ったのか。土田雄弘編

10月10日、株式会社クリアソンが運営するサッカークラブのCriacao Shinjukuは、流通経済大学FCとの試合で勝利をおさめ、2021シーズンの関東サッカーリーグ1部の優勝が決定しました。我々が目指すJFL昇格へは、全国地域サッカーチャンピオンズリーグの突破に加え、入れ替え戦に勝利する必要があり、まだまだ道半ばです。

が、昇格を逃し、涙をのんだ日から1年が経ち、悲願の優勝
裏方として共に歩んできた運営メンバーが何を思ったのか。率直な気持ちを聞きました!

株式会社クリアソンって?

「スポーツの価値を通じて、真の豊かさを創造し続ける存在でありたい」をミッションに、3事業部で構成されています。体育会学生就活支援、部活の支援を行うキャリア事業部。サッカーや走り方をはじめとするスポーツ教室や、ブラインドサッカー研修、スポーツの価値を活かした企業研修などを行うアスリート事業部。そして、サッカークラブを運営するクラブ事業部。この3事業部で理念の実現に日々向き合っています。それが株式会社クリアソン、通称株クリです。

サッカークラブ運営の仕事

クラブの運営と一言でいっても、役割は様々。備品管理や、リーグの運営、試合会場や練習場、遠征の手配。また、法人パートナーと企画試合を設計・運営するグループ。新宿区内の学校、団体、企業と連携し、地域のための活動を推進するグループ。取り組みを文章や動画などのコンテンツで発信するPRグループなど。仕事として兼務をしている社員選手もいます。表には見えにくい仕事ですが、運営を担う株クリ社員ひとりひとりが想いを持って取り組んでいます。

経営企画室・アスリート事業部 クリアソン新宿コーチ 土田雄弘

――普段どんな仕事をしていますか
普段のクラブに関わる業務はチームのコーチ、運営、リーグ運営、アカデミーなどをメインに色々携わっています。
コーチとしてはミーティングで試合や練習までの準備をしたり、現場では練習時にプレーヤー役で混ざったり、チーム運営として荷物の管理や運搬をしたり、リーグ運営の時にはチームから離れて第三者の立場になって試合が公平に実施されるようにしたり、スクールやジュニアユースチームのコーチや運営をしたりと他にも色々しています。
常に発展途上のチームなので仕組み化されていない、現時点ではそうすることが難しい隙間の部分だったり、初めて経験するようなところを良く言えば先陣を切ってやっていく、言葉を選ばなければ、とりあえずお願いと投げられる。自分で言うことじゃないですが、みんなが力を発揮しやすいように縁の下の力持ちをしています!(笑)

――優勝をした、率直な感想を教えて下さい
優勝は素直にすごく嬉しかったです。ただ、ホッとしたのも正直な気持ちで「おめでとう!」「みんなやったな!」「ありがとう!」という気持ちもありました。
変な感覚ですが、リーグ運営の立場にもいるので、チームのコーチとして練習にも混ざり、選手やスタッフの頑張りを間近でも見ていながら、試合の時には本部で第三者のように一喜一憂せずに試合が円滑に進むための対応や、試合後の記録確認などリーグ側としての対応もあります。
優勝は最終戦での決定だったので、チームの一員として一緒に戦ってきた嬉しい感情はもちろん大きいですが、みんなの努力が報われた瞬間でもあるのと、リーグ運営の立場もあって、今年のリーグ戦を終えることができた安堵と、本当に多くの人に支えられ助けてもらった感謝と色々な感情でしたね。

――リーグを通じ、印象的だったことは
「変わらない価値に、創造を。」この言葉は株式会社Criacaoのバリュー(価値観)で、その想いとして【わたしたちは本質的で本当に大切な価値とは、純粋な想いであったり、世の中をよくしようという志のもと生み出されるものであると考えています。】という一文があります。誰かのあの行動がとか、あの瞬間がとかではないのですが、想いや行動が誰かに派生し広がって変化が起きていく。
振り返ると、この1年間はチームもリーグもそういう事がたくさん見られ変化が起きたなという印象でした!!本当にものすごく抽象的な内容で恐縮です。

――クリアソン新宿はどんなチームですか
不器用だけど信念があり、柔軟性と受容力があるチームです。選手に怒られるかもしれませんが、決して上手いという表現が当てはまるチームではないと思っています。
なかなかうまくいかなかったチーム状況の中でも、変えなくて良い事と変えるべき事の共通認識を持って取り組めたこと。コロナ禍で練習環境が整わない、急な会場変更や考えられないような試合日程になる等、厳しい状況になってもそれを受け入れ精神的に成熟していったこと。覚悟を決めて決断したことに対しては、我慢の時間が長くとも試行錯誤しながら信念はぶらさずにやり切ってきたこと。だから、スピードがあるとかパス回しが上手いとかそういう事ではなく、最初に答えたようなチームだと思っています。
ただ、外から見ているだけじゃとても分かりづらいチームなので、是非試合を観に来てチームを知ってください!

――JFLに向けてひとこと下さい
まずは、全国地域サッカーチャンピオンズリーグを勝ち抜かなくてはいけないため、この大会に向けてやれることを最大限やり抜きます。
東京都リーグ、関東リーグと順風満帆にカテゴリーを駆け上がってきたわけではない分、勝ち抜くことの難しさもわかっているつもりです。たくさんの人に支えられ、応援されている期待も背負いつつ、自分にとっては人生で初めての全国大会を楽しみたいと思います。
そして最後は気持ちだと思っていますので、僕たちの本気が皆さんにも伝われば嬉しいです。応援よろしくお願いします!

クリアソン新宿は、運営会社の社員であるスタッフや、パートナー、メンバーズクラブ、地域の方々など多くの方と共にクラブを作り上げています。クラブ事業部 地域共創室室長 卓間萌水、クラブ事業部 競技企画・運営室 木元美咲の熱い想いも語られているので、ぜひご一読ください。


全国地域サッカーチャンピオンズリーグは11月12日より開始します。JFL昇格また世界一のクラブに向け、運営も準備を進めて参ります。クリアソン新宿及び、株式会社クリアソンの応援よろしくお願い致します!!