「勝利への執念」日本体育大学サッカー部4年石川さん

第14回リレーブログ「学生スタッフ キャラバンpresented by Criacao」 を更新しました。

学生スタッフ キャラバン presented by Criacao

全国の学生スタッフがリレー形式で「学生スタッフが与える価値は何か」「自分自身は、その価値をどのように体現するのか」という2つのテーマについて、自身の言葉で書いてもらいます。これは、弊社の理念である「スポーツの価値を通じて、真の豊かさを創造し続ける存在でありたい」を、体育会の現場から紐解いて頂きます。

第14回は、日本体育大学学友会サッカー部の4年生石川雅人(いしかわ まさと)さんです。

日本体育大学学友会サッカー部4年石川 雅人
大学2年までは選手として活動していたが、頭を怪我してしまい選手としての本気での競技に取り組むことは絶望的になりました。なので3年より学生スタッフとして活動しています。
役職
学生コーチ兼副務

「学生スタッフが与えるスポーツの価値」
「自分自身は、その価値をどのように体現するのか」

初めまして!日本体育大学学友会サッカー部で学生コーチ兼副務として活動させていただいている、4年の石川雅人と申します。今回このような非常に魅力的な機会をいただきとても嬉しく思います。

世界中で、多くの人々がスポーツを愛しています。スポーツに対して、それぞれの価値を持っています。その全ての価値観は尊重されるべきことであり、それがスポーツの可能性をまた広めていくと思っています。スポーツの価値は様々です。その中でも大学スポーツにおける価値はまた深く、面白いものです。

今回、自分のブログを通して多くの人が大学スポーツに興味を抱き、「スポーツ」というものが人々をより豊かにし、生きていく力を創造することが期待できればと思います。

「学生コーチになることなんて想像していなかった」

私は現在、日本体育大学学友会サッカー部でDチームの監督を務めると共に、副務として活動しています。まさか自分がこのような立場になるとは、想像もしていませんでした。入学した時は、4年間選手として活動をしてから、卒業後は指導者となることを志していました。しかし2年の春、頭に怪我を負ってしまい、復帰を目指しましたが、選手として活動を継続していくことが困難になってしまいました。卒業後に指導者を志していたとはいえ、プレイヤーとして本気でサッカーを続けられなくなることはあまりにも辛く、絶望に満ちた時間が続きました。

このような経緯があり、私は3年次より本格的に学生コーチとして活動を始め、副務としての役割を担うことも決めました。新たな立場で経験のない日々を過ごしてきた私には、多くの発見があり、出会いがありました。ここからの日々は私自身の成長スピードを間違いなく加速させていったのです。

学生としてクラブの先頭に立った自分は、良いことも悪いことも多くのことを見ることができました。多くのスポーツの価値に触れ、スポーツの面白さを感じ、スポーツの可能性を感じてきました。

そして今、「学生スタッフが与えるスポーツの価値」は何があるかと考えた時に、「学生スタッフは、クラブがより強くなるために、より良い組織になるために、より魅力的になるために、日々考え行動しなければならない」と考えています。選手のために、クラブのために、どれだけ尽くすことができるか。それが自分の成長にも繋がると信じて、ハードワークし続けなければならないと思っています。

「勝利のために何ができるのか?」

そして、「学生スタッフが与えるスポーツの価値」は「勝利への執念」と考えるようになりました。学生スタッフにより、勝敗の結果は得られません。どのスポーツも、選手によって結果がついてきます。最後の結果は、そこで戦っている選手たち次第です。勝利が積み重ねられることで、クラブはより強くなり、より良い組織になり、より魅力的になっていくと信じています。その勝利のために、選手は日々真剣にトレーニングに臨んでいます。

学生スタッフも、クラブの勝利のため、一日一日にどれだけ本気で向き合っているでしょうか。選手が真剣に自分の競技に向き合い続けられる、心の底から楽しめる環境を作ること。そして、とにかく毎回のミーティングで「どのトレーニングにおいても、目の前の相手に勝とうとする気持ちがあるか?」、「昨日の自分を超えようとしているか?」、「全ての瞬間において相手を上回り、勝ち続けようとしているか?」などサッカーをする上での闘うメンタリティをベースにして取り組めるよう訴えかけ続け、所属しているクラブの全員が勝ちたいと思い続けられるような空気と環境を作り上げようとしています。

学生スタッフが、クラブの足を引っ張ることはあってはいけません。クラブの先頭を走り続け、引っ張り続け、部員全員で決めた方向に、学生スタッフは勝利のためのレールを敷き続け、選手たちがそのレール上を全力疾走し続けられるようにし、止まることなく、迷うことなく、ただひたすら勝利に向けて奔走できる日々を作り出していくことです。

時には、選手がそのレールを踏み外してしまうこともあるでしょう。その時は全員で立ち止まり、たとえ遠回りだとしても方向を修正し、また全員で走り出す。常にその先陣を切るのは学生スタッフだと思っています。

本気で勝利を目指した先に見える景色はまた違い、本気で勝利を目指したが敗北してしまった時の負の感情は強ければ強いほど本気の証であり、それはまた人を、クラブを一層強くする原動力となる。その時の成長スピードは違い、また人と人との繋がりを強固なものにしていくと考えます。

そして自分自身も同様に、学生スタッフとして日々熱い姿勢を持ち続け、より強くなるために、より良い組織になるために、より魅力的にしていくためにクラブの勝利を求め続け、勝利に繋がると思えば、遠回りに感じようと何でも取り入れていく気持ちを持ち続け、謙虚にひたむきに正面からぶつかり続ける姿勢を見せ続けます。このことで、全部員が全ての瞬間に勝ち続けようと本気で向き合い、取り組もうとし続けられるようになると、自分自身が思えるようになっています。

常に本気で心の底から勝利を目指した先に、多くのものを得ることができると信じ続け、冷静かつ超情熱的な学生スタッフになれるよう、最後まで選手と共に走り続けていきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

体育会部活に向き合ったクリアソン社員

最後まで読んでいただいた皆さま、ありがとうございました。クリアソンにも体育会での活動に向き合ったメンバーがいます。そんなメンバーの想い、部活と就職活動についてなど、紹介した記事がありますので、気になる方はこちらも是非ご覧ください!!

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