「プレー以外の全ての面から貢献する。」東京大学運動会硬式野球部齋藤さん

第11回リレーブログ「学生スタッフキャラバン presented by Criacao」 を更新しました。この企画は、弊社が運営していますSTAFF SUMMITの活動の一環になります。

STAFF SUMMIT

弊社が全国の体育会学生スタッフを繋ぎ、部活を豊かにするために活動しているコミュニティです。

学生スタッフキャラバン presented by Criacao

全国の学生スタッフがリレー形式で「学生スタッフが与える価値は何か」「自分自身は、その価値をどのように体現するのか」という2つのテーマについて、自身の言葉で書いてもらいます。これは、弊社の理念である「スポーツの価値を通じて、真の豊かさを創造し続ける存在でありたい」を、体育会の現場から紐解いて頂きます。

第10回は、東京大学運動会硬式野球部学生スタッフの4年生齋藤周(さいとう あまね)さんです。

東京大学運動会硬式野球部 4年 齋藤周
選手として東大野球部に入部し、2年夏から学生スタッフに転向しました。データを用いた相手の分析や選手の技術向上のサポートのほか、練習でのノックやスカウト活動、広報活動なども行っています。
役職
学生スタッフ
データアナリスト

写真中央:齋藤さん

「学生スタッフが与える価値は何か」
「自分自身は、その価値をどのように体現するのか」

はじめまして。東京大学運動会硬式野球部にて学生スタッフ兼データアナリストとして活動しております齋藤周と申します。弊学女子ラクロス部でスタッフをされている高木さんと以前同じクラスだったご縁から、今回記事を書かせていただくことになりました。どうぞよろしくお願いします。

「判断」と「決断」。似たような言葉ですが、あらかじめ正解が決まっているのが「判断」、事前に正解はなく、自分が選んだ選択肢を正解にしていくのが「決断」だと思っています。そのため、「判断」は時間をかけて必要な情報を全て集めてから行う、「決断」は一晩寝ても結論が変わらなければすぐに行う、というマイルールがあります。

ぼくが選手から学生スタッフに転向するという「決断」をしたのは、大学2年の夏の終わりのことでした。「どうしてスタッフに転向したの?」と聞かれることがよくあり、「ケガをしたから」と答えるようにしているのですが、ケガを治して再びプレーすることもできたわけで、本当のところは自分でもよくわかりません。なんとなく直感的にその方がいいような気がしてきて、一晩寝てもそれが変わらなかったから、というのが正直なところです。入部してから一度も公式戦で勝てていなかったことも、影響していたのかもしれません。

とはいえ、当時は上級生のスタッフも多く、ぼくの存在意義がどこにあるのか、なかなか見つかりませんでした。そんな時、転機となったのが、六大学リーグへのトラックマン導入でした。トラックマンとは、野球の試合における様々なデータを自動で取得できる機械のことです。それまでパソコンを使うのは得意ではなく、エクセルすらうまく使えないようなレベルでした。しかし、「データ分析という専門性を作ることで、チームに必要な人材になれるかもしれない」との思いで、プログラミングを勉強したり、スポーツにおけるデータ活用の本を読んだりしました。

3年生になる頃にはデータ分析にも慣れてきて、試合前のミーティングで少し発言したりするようにもなりました。また、ぼく自身が内野手出身だったので、内野ノックを練習することや、内野守備に関する知識を勉強して、内野という専門性も身につけようと取り組んでみました。

しかし、3年生の春秋のシーズンでも、入部当初から続く連敗を止めることはできませんでした。コイントスの表裏のように、勝つか負けるかというたった2つしかない結果の中で、負けが60回近く続くのは本当に苦しいことでした。「まして、プレーすらしていない自分の存在価値はどこにあるのだろう」と自問自答する日々でした。

そんな中、チームの中心として活躍されていた一つ上の先輩から、引退する時にこんな言葉をもらいました。
「自分が思っていることを、もっと積極的に発信してほしい」

特別な言葉ではないのかもしれません。しかし、自分の分析など必要としていないだろうと勝手に思っていた中で、先輩からこうした言葉をいただき、「ラストイヤーはとにかく周りに影響を与えていくことにこだわろう」と思ったのを覚えています。

そこから、はや10ヶ月が過ぎました。思考を言葉に、言葉を行動に移すことで、東大野球部にいい影響が与えられるよう、自分なりに取り組んでいます。勝敗を決める試合において、プレーで直接的に貢献できる選手とは異なり、学生スタッフという立場は、試合が始まったら基本的にはどうすることもできません。選手から転向した当初は、とにかくそれがもどかしく感じました。しかし逆に言えば、自分のプレーのことを常に考えなければならない選手とは違い、いつもチームの勝利のことを考え、プレー以外の全ての面から貢献できる。そこが学生スタッフの面白さではないか、と最近では感じるようになりました。

とはいえ、東大野球部に所属しているという話をするといつも「どのポジションを守っているんですか?」と聞かれて、「選手ではなく、スタッフをやっています」と答えることには、いまだに後ろめたさのような何とも言えない感情があるのも事実です。選手たちのプレーに対する姿勢に負けないくらい、チームの勝利に対して真剣に向き合い、「学生スタッフをやっている」と自信を持って答えられるように、残りわずかな期間を過ごしていきます。9月から始まる最後のリーグ戦、ぜひご注目ください!

次回予告

第11弾を書いて頂くのは、関西大学体育会サッカー部トレーナー3年生中村日菜多さんです。

是非ご覧ください!

STAFF SUMMITのご案内

STAFF SUMMITとは、弊社が全国の体育会学生スタッフをつなぎ、部活を豊かにするために活動しているコミュニティです。学生スタッフ同士の交流会やセミナーの開催、悩み相談などさまざまな企画を行っています。

実際の活動内容
・座談会、交流会、セミナー
・学生スタッフ キャラバン presented by Criacao
・全国の学生スタッフとLINEで繋がり、コミュニケーションを取れる
・大学時に学生スタッフとして活躍していた、弊社社員から極意を学べる

このような活動を通じて
「部活の組織を本気で良くしたい」
「組織との向き合い方や想いの伝え方がわからない」
「全国の学生スタッフとつながって、他部活から学びを得たい」という方はこちらにご連絡下さい。

以下詳細
活動目的:学生スタッフが部活を豊かにする
対象:毎日本気で部活に向き合う全国の体育会学生スタッフ
※学年・年齢は問いません。
参加費:無料

お申込みはコチラ!!
※携帯からのご登録をお願い致します。
皆さんのご参加をお待ちしております!!