小林祐三が横瀬小学校で特別授業「夢を持つことも大切、持てなくても当たり前」

 昨年まで柏、横浜、鳥栖と17年間のプロサッカー選手生活を送った弊社選手社員の小林祐三が2月12日、ホストタウンに指定されている埼玉県横瀬町の横瀬小学校の5年生全生徒(2クラス)に向け、「夢」をテーマに、オンライン特別授業を実施しました。その一部をお伝えします。

夢を持って、夢に向かって努力をすること

 「夢を持っていますか?」。小林が問いかけると、元気よく手が上がりました。漫画家、画家、デザイナー、絵を書く仕事をしたい、バスケット選手になりたい。子どもたちは生き生きと話します。続けて、「夢に向かって、努力していることはありますか?」と尋ねると、ほとんどの生徒の手が下がりました。そこで、小林が話し出します。

 「夢を持つことはすごくいいことです。それに向かって、努力をすることで夢の威力が大きくなります。『努力をしていますか?』と意地悪な質問をしてしまったけど、頑張っている感覚があまりないことが、いいことだと思います。本当に好きなことは頑張っている感覚があまりありません。僕も今思うと、サッカー選手という夢に向かって、努力はしていませんでした。楽しみながらやれるのが、一番大切なことだと思います。なので、遊ぶように努力してください。」

 

夢がないことは悪いことでもなく、当たり前

 「夢がない人」と尋ねると、数人の手が上がりました。小林は言います。

 「『夢を持つことがいい』と言ったけど、夢がないのは悪いことでも、いけないことでもなく当たり前です。今、夢がない人は、今からそれを埋められる、真っ白な状態ということです。横瀬町は日本で一番チャレンジする町です。なので、今日から、夢に向かってチャレンジすることです」とエールを送りました。そして、夢を一緒に追う仲間の大切さや、夢を見つけるために楽しい瞬間を考えることなど、夢にとって大切なことも自らの経験を交えながら、伝えました。

 その後、 質問コーナーでは、「サッカー選手をやめたくなったことはありますか?」「一番印象に残っているチームはありますか?」「(サッカー元スペイン代表、鳥栖でもプレーした)フェルナンド・トーレスに会ったことはありますか?」といった質問も飛びました。

 最後に、集合写真を撮影し、特別授業は終了しました。新型コロナウイルス感染拡大により、オンライン方式に変更になりましたが、相互にコミュニケーションを取りながら、子どもたちにエールを送りました。

会終了後、横瀬小学校の生徒たちから素敵な感想文を頂戴しました。一部を紹介させて頂きます。

横瀬小学校5年生へのメッセージ

スポーツ選手が「夢を持って努力しよう」と、語るのはとても簡単なことです。子供のころから夢を持ち、その夢に向かって努力し、その成功体験を語る。それはとても素晴らしいことですが、学校にいるのは、夢をもつ子供たちだけではないはずです。夢をもつ子供たちへはもちろん、まだ夢がない子供たちへ何を伝えられるか大切に授業を行いました。子供たちに何か少しでも伝わっていたら嬉しいです。みんなの素敵な笑顔がとても印象に残っています。改めまして横瀬町の皆様、横瀬小学校五年生のみんな、先生方ありがとうございました!


クリアソンでは、経営理念に掲げる豊かさの創造に向け、様々なプログラムを実施しております。また、今回お取り組みを共創した横瀬町はアンドラ公国のホストタウンに指定されています。今後、同町においてはスポーツを活用した地域活性化に向けた研修などを計画しています。